HMBって最近よく聞くけど、結局何なの?
HMB使って筋トレに効果があるの?
そういった疑問を持つ方に向けて今回はHMBが何なのかについてお話してきます。
目次
HMBについて
HMBとは
HMBは科学的に表現すると「β–ヒドロキシβメチルメチルブチレート」と言われています。
これを略すことでHMBと言われるのです。
BCAAの一つであるロイシンの代謝物で筋肉のごうせいさようのそくしんと 分解作用の世育成に加えて脂肪を減少させる働きが期待できます。
HMBは必須アミノ酸のロイシンから体内合成されえるのですが、日常生活多くる中で、摂取するのは非常に難しいと言われています。
ロイシン自体、体内合成されるわけではいので、食べ物、飲料など対外から摂取するしかないのです。
このことから、より効率的にHMBを生成するために!と言うより、そのままHMBを摂取してしまえばいいのでは?という考えからHMBのサプリが人気商品になっているわけです。
では、HMBはどれくらい摂取しにくいのかについて解説します。
タンパク質を摂取すると必須アミノ酸のロイシンは代謝中にHMBが生成されます。
その具体的な割合は、
600gのタンパク質=60gのロイシン=3gHMB
となっております。
600g摂取してたったの3gしかHMBにならないのですから、サプリで直接摂取することがいかに効率的かが分かると思います。
では、そもそもそのHMBって摂取したらどんなメリットがあるのかについてお話していきます。
HMBを使うメリット
では、HMBを使うと具体的にどんなメリットがあるのか考えていきましょう!
HMBの働きはタンパク質の分解を軽減させることができる為、筋肉の損失が軽減されます。
さらに、筋原線維タンパク質は筋肉の収縮や収縮の強さに関係してくるのですが、筋タンパク質の合成を刺激することが出来るため、より効果的に筋肉が生成されます。
この合成や分解の効果から得られるメリットが以下の9つとなっており、これらは臨床的に示されているものです。
- タンパク質合成の促進(Eley他、2007年)
- タンパク質分解の軽減(Smith他、2005年)
- 筋肉の損傷を軽減(Nissen他、1996年)
- 体組成を改善(Wilson他、2014年)
- 筋トレによる筋力の増加(NissenおよびSharp、2003年)
- 運動(筋トレおよび持久運動の両方)に伴う損傷を軽減し、回復を改善させる(Knitter他、2000年; Jówko他、2001年)
- 酸素消費を最大限にして持久力を向上させる(Lamboley他、2007年)
- 血中乳酸の蓄積開始(OBLA)までの時間が延長され、持久力を改善させる(VukovichおよびDreifort、2001年)
- 植物由来タンパク質の同質化作用を改善する(Rittig他、2016年)
引用:myHMB
HMBを用いてトレーニングすることで得られるメリットはとても多いですね!
基本的な運動能力の向上に貢献するものばかりです。
まとめ
ポイント
- HMBの正式名称は「β–ヒドロキシβメチルメチルブチレート」
- タンパク質の体外摂取をしないとHMBは生成されない
- HMBを3g生成するのにタンパク質600g摂取しなければならない
- HMBは筋肉の分解合成の効果を高める
- メリットは9つも臨床的に示されている
いかがだったでしょうか?
HMBが一体何か分からなかった方は、どんなものかなんとなく理解できたのではないでしょうか?
また、HMBを摂取するメリットも非常に大きいので是非ともトレーニングの前後に取り入れていきたいものです。
参考