筋トレをすればおのずと痩せられる!
無酸素運動である筋トレこそダイエットの最善策である!
といった内容をよく見かけます。
そういった内容が本当に正しいのかについて、無酸素運動は一体何なのかという視点から考えてみようと思います。
また、身体を一回り大きくするためには、どうしたら良いんだろう?
冷え性だけど解消する方法はないのかな?
このような悩みを持っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな悩みを持つ方に向けて無酸素運動の良さをお話しできればと思います。
目次
無酸素運動ってなに?
photoACより引用
まず、無酸素運動についてご説明いたします。
無酸素運動とは、負荷を掛けた運動のことです。
いやいや、運動なんてどれも負荷掛かってんでしょ!
と思うかもしれませんが、負荷のかけ方に違いがあります。
無酸素運動の負荷とは、筋トレや、50m走など、瞬発的に大きな負荷を掛けることを言います。
短時間で息が切れてしまう運動と言うと分かりやすいでしょうか。
短時間で負荷をかけると言っても、負荷のかけ方でも50m思いっきり走るのと400mを思いっきり走るのでは、呼び方が違ってきます。
400mを走るようなロングスプリントなどの運動は、グリコーゲンという成分を酸素を使うことなく乳酸に分解してエネルギーを生成することから乳酸系と呼ばれています。
また、50mを全力で走るような瞬発的な運動については、非乳酸系と呼ばれており、クレアチンリン酸が分解され、ATP(アデノシン三リン酸)をエネルギー源にしています。
ADPやらATPやら難しい言葉が出てくるので、簡単に言うと乳酸系とは別の成分を分解することでエネルギーを得ているということです。
少し長い距離を奪取するときはガソリンをつかって、短距離をダッシュするときは電気を使って走る!
みたいなハイブリット自動車をイメージすると分かりやすいかもしれませんね!
ですので、別記事で説明している有酸素運動と今回説明した無酸素運動では性質が全く異なる運動になり、それに伴って得られる効果も違います。
有酸素運動については、別の記事を参考にしていただければと思います。
有酸素運動のオススメトレーニングはコレ!
運動の性質も効果も違うことから、自身の目的に合わせて無酸素運動と有酸素運動のバランスを考えて運動することが身体を健康に絞っていく為のポイントになります。
では、無酸素運動はどんな効果をもたらしてくれるのでしょうか?
無酸素運動の効果
無酸素運動の効果についてお話ししていきます。
無酸素運動は、長時間継続することは出来ません。
しかし、大きな力を瞬発的に発揮することが出来るため筋繊維の中でも速筋をいわれる瞬発力のある筋繊維が使われます。
速筋は、年齢を重ねることで萎縮しやすいことが特徴ですが、ほかにも無酸素運動の際に運動するため、無酸素運動を行うことで年齢に関係なく筋肉量・筋力を高めることが出来ます。
無酸素運動でのトレーニングを行うことで、筋繊維が断裂しますが、脳が成長ホルモンを分泌して修復を行います。
修復された筋繊維は、より大きく強い筋繊維に修復されるため、筋肉が肥大していきます。
これを繰り返すことでゴリマッチョになれるわけですね!
女性はゴリマッチョは嫌!
と思う方も居るかと思いますが、男性ほど筋肉は大きくなりにくいです。
なので、安心して無酸素運動してください!
筋肉が肥大することで、基礎代謝の向上が期待できるため太りにくい体質に変化していきます。
このことから、身体を絞りたい人、ダイエットしたい人は、まず筋肉量を増やして基礎代謝を上げることが成功への近道となるでしょう。
さらに筋肉が大きくなることで、基礎代謝が上がると言うことは血液の巡りも良くなります。
結果として、冷え性の改善や循環機能が向上します。
また、当然ですが、速筋を鍛えることでより思い物を持ち上げたり、瞬時に動作が必要になったときに大きな力を発揮してくれるようになります。
有酸素運動とはまた別の効果が期待できる訳です。
まとめ
ポイント
- 無酸素運動とは、長時間継続できない運動
- 瞬発力が高い物を非乳酸系、少し長めの瞬発力が必要な物を乳酸系と呼ぶ
- 無酸素運動で筋肉が断裂し修復時に筋肉が肥大する
- 血流が良くなる
- 基礎代謝が上がる
- 循環器能が向上する
- 有酸素運動と無酸素運動のバランスが大事
いかがでしたか?
無酸素運動を行うことで筋肉が肥大し、基礎代謝が上がるため太りにくい体質を作ることが出来ます。
なので一概に筋トレしたら痩せますというわけでもありませんが、痩せやすくなる!という解釈のほうが正しいでしょう。
何度も言っていてくどいかもしれませんが筋肥大をさせる無酸素運動と、脂肪を燃焼する有酸素運動のバランスを考えてトレーニングを行うことが非常に重要となってきます。
どこを目標にしてトレーニングをするのかを考えて筋トレのメニューを考えましょう!
また、有酸素運動と無酸素運動をどう組み合わせるのが良いのかについてもこちらで触れているので見てみて下さいね!
有酸素運動のオススメトレーニングはコレ!